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無用耐久テスト

2016 / 鏡台、人形、電球、Arduino / インスタレーション

 《無用耐久テスト》シリーズは、人形と機械的構造物の二つで構成されたインスタレーション作品。人形は、誰かがすでに特定の性質やキャラクターを定めているものであり、人間のメタファーとして取り扱っている。 このうさぎの人形については、「私が3歳頃に家の近所にある商店へ祖母と出かけた時にそこのレジスターに飾られていたもので、祖母が私のためにもらってくれた。」という記憶があるが、祖母はその様な事実は無いと言う。いずれにしても、私はそれを20年以上手元に置いており、私によって「母のように祖母のように自分を見守っている。」というキャラクターが付与されている。  相対性理論に基づくと、光は現在私たちが住んでいる宇宙における固定された秩序と言える。光が空間や時間を認識させる一方、暗闇の中では時間感覚、肉体的感覚を失い、自分自身を認識できなくなる場合がある。言い換えると、光は自身が生きていることを確認する方法の一つであると言える。この作品の明滅する光と鏡は、電球が光った時にのみ人形が「自分自身を見る」ように構成されている。