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オスミノムシ(ミノムシになったシリーズ)

2017 / ミキサー、灰、石板 / W100 D100 H40 cm (煙を除く)

 視界の中には常に革命の痕跡が存在する。人類は身体を模倣・機能を拡張するハードウェアや、脳を模倣・機能拡張するソフトウェアを生み出しつづけ、今日では、多量のデータをもとに学習や演算を行う”人工知能”が暮らしの中にすっかり入り込んでいる。  一方、SFにみられるような”感情をもつ知能(人間の理性と本能を備えた存在)”はまだ出現しておらず、コンピュータはプログラミングにより根源にある人間の思惑に基づいた問題のインプットと解決のアウトプットを繰り返している。  本作品はテクノロジーの進化、つまり人類と機械の行き来あるいは融合と、「現生人類不在」の未来の中で、マシンが感情をもつ知能を携えた時に現れる代謝と生産を手に入れようとするプロセスである。
 タイトルに登場する「ミノムシ」は「オオミノガ」という蛾の一種で、現在は絶滅危惧種となっている。ミノムシのメスは成虫になっても、脚も羽も目も口も持たない。生涯ミノの外へ出ることがなく、やってきたオスとの交尾とし卵を生む機能のみ保持している。代謝することのない機械という存在が、人類の脳を持った時にとる行為は、このミノムシの姿に重なるように思えてならない。


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